FANNI LEMMERMAYER / Arch TOKYO EXCLUSIVE

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皆さま、初めまして。
Arch東京店の小林 光希と申します。

初ブログということで、肌寒くなってきた今日この頃、僕にとっても手放せないとあるニットウェアーをご紹介いたします。

“FANNI LEMMERMAYER”(ファンニ・レマメイヤー )

1877年にオーストリアのウィーンで創業されたFANNI LEMMERMAYER。
アルパカ100%の糸を使用したリンクスアンドリンクス(パール編み)の工場を、世界で初めて設立するなど、他社に真似のできない高品質の製品を作り続ける老舗ニットウェアブランド。

パール編みで仕立てられたアルパカウール100%のニットウェアは、
伸縮性が高いだけでなく、アルパカの毛の性質から自動で体温調節してくれる優れもの。
50~60年代のアメリカではゴルフウェアとして、人気を博しました。

1960年代前半頃の世界最古の男性誌”Esquire”に掲載されている一枚。
丈夫で長いシーズン着用できるパール編みのアルパカカーディガンは
当時のゴルファーに愛されていたことでしょう。

外ではしっかりと保温し、暖房の効いた電車など屋内では熱を発散してくれる
アルパカのニットウェアは天然素材でありながら機能的。
現代の都心の生活にもしっかりとマッチしてくれます。

個人的にもこの時期、まず手にとってしまうのがFANNI LEMMERMAYERです(笑)

90年代にアメリカ人の4人に一人は見ていたと言われる
大ヒットシットコム「となりのサインフェルド」

90年代アメリカのドラマにも、パール編みと思しきカーディガンが、、
ニットポロとの合わせがなんともリラックス感のある着こなしがさまになっています。
ゴルフや野球が好きなキャラクターなので、もしかすると?なんてふと思い出しました。(笑)

また、FANNI LEMMERMAYERは世界で最もアルパカの色糸を保有していることでも有名。そのファッション性の高さから70~80年代には、アナトミカの前身である名店”HEMISPHERES”でも取り扱われていました。

今現在も、多くの人々に愛され続けており、
ARCH TOKYOでもスタイルの一つとして提案をし続けているブランド。

今回、11/15(金)〜 Arch TOKYO SPECIAL EXCLUSIVE としてV-CARDIGANを2型リリースいたします。

FANNI LEMMERMAYER / V-CARDIGAN SPECIAL PATTERN Arch TOKYO EXCKUSIVE
SIZE / 2 , 3
COLOR / BEIGE , OLIVE , RED
PRICE / ¥154,000- (inc tax)

毎年1度開催しているFANNI LEMMERMAYERのカスタムオーダーフェアーでも人気のダイヤパターン。
ヨーロピアンなFANNI LEMMERMAYERのニットウェアーに、アメリカンな雰囲気がただようミックススタイルに惹かれる方も多いのではないでしょうか。

今回そのダイヤパターンをベースに、配色をArch東京店としてセレクト。
インスピレーションの元になったのは、とあるフランスのセレクトショップのとあるのコート
(詳しくは店頭にてお伝えさせてください、、)

僕もこのカーディガンを見た時にベージュ、オリーブ、レッドの3色でこの雰囲気が出せるとは思いませんでした。
アルパカ、パール編み、しなやかでいて品のよさがあるレマメイヤーのカーディガンに、それを際立たせる、邪魔しない程度の粗野な雰囲気。
きっと実物を見たら感じていただけるはず。

JACKET : Arch SAPPORO / BRITISH VENTILE PARKA
SHIRT : SCHIESSER REVIVAL “KARL-HEINZ 1/1 HENRY NECK”
PANTS : BONCOURA / XX
HAT : JAMES LOCK / REVERB

オリーブとレッドのダイヤ柄は、ミリタリーやワークウェアを多く取り扱うAcrhの洋服には馴染みが良く、クラシックなスタイルはもちろん、ジーンズやM47 パンツなどカジュアルなスタイルに合わせても上品にまとめることができます。

FANNI LEMMERMAYER / V-CARDIGAN SPECIAL STRIPE Arch TOKYO EXCLUSIVE
SIZE / 2 , 3
COLOR / WHITE , GREY , LT GREY , BLACK
PRICE / ¥115,500- (inc tax)

そしてもう一つが、こちら。
レマメイヤーが所有している数あるカラーロールにないストライプピッチ、配色でオーダーしたV-CARDIGAN。
ワントーンになるよう同系色でのみ構成されたシックでタイトな印象を受けるモデルです。

きたる冬に馴染むグレートーンと生えるホワイト。
以前紹介したKENNETH FIELDのツイードジャケットとのスタイリングですが、ホワイトにはレフ板効果があると先輩から教えていただきました。

顔みえが明るくなったり、スタイリングとしてメリハリがついたり、
このグラデーションにささるホワイトがポイント。
ストライプのピッチ幅から別注をかけたモデルですが、それぞれのカラーが映えながらも馴染む4色のストライプです。
例えばモノトーンのスタイリングにも存在感のある1着でしょう。

JACKET : KENNETH FIELD / 2B UNCON TICKET POCKET WOOLRICH usa
SHIRT : rdv o globe×GUY ROVER / BROOK CH.
PANTS : MOJITO / GULF STREAM WIDE Arch EXCLUSIVE
TIE : rdv o globe × stefano cau / NECK TIE

レマメイヤーのニットウェアーといったらまず浮かぶのは、ストライプのカーディガン。
多色づかいの鮮やかなマルチカラー、世界一アルパカの色糸を持っている、というにふさわしいモデル。
そこであえて今回はArch東京店としてトーンを揃えて別注製作を依頼。

初めて手に取っていただく方にも既にお持ちのお客様にも新鮮に映るモデルなのではないでしょうか。
このストライプピッチはオーダーイベントの際にもない、というところもポイントです。

50~60年代にゴルフウェアとしてアメリカで人気を博し、
80年代にHEMISPHERESなどの名店に並んでいたことから日本でも広がり、フレンチブームと共に愛されてきたFANNI LEMMEMAYER。

そのカラーバリエーションと機能性から1着手に入れると,もう1着と何枚でも欲しくなってしまう不思議な魅力があります...

すでにレマメイヤー をお持ちの方にはもちろん、
まだお持ちでない方は,ぜひ一度袖を通していただき,その着心地の良さとお手持ちのワードローブとのなじみの良さを実感していただければ幸いです。

Arch東京 小林