The Inoue Brothers。

デンマーク・コペンハーゲン生まれの日本人兄弟、井上聡（さとる）氏と清史（きよし）氏によって2004年に設立。

２つの文化―日本の繊細さと北欧のシンプルさへの愛を基本として生まれたブランドは、妥協することのない理想に沿いつつも徹底的にオープンな視点を忘れることなく展開されてきました。

その結果、さまざまな土着の遺産・文化、また手工業に長けたコミュニティーとの強い絆を築くことができました。

THE INOUE BROTHERS / TOHOKU PROJECT 2023

前回のブログでご紹介致しました、“tohoku project”は様々なコミュニティーを大事にし、築き上げ実現した顕著な例だと言えます。

そして今回ご紹介するのはイノウエ兄弟が手掛けるproject第2弾。

その名もNatural Pima Cotton Project。

The Inoue Brothersらしい素材の良さを活かした、この夏デイリーに着倒せるアイテム達をご紹介致します。

まず初めにこちら。

どんなスタイルにも落とし込みやすい極めてベーシックなポケTですが、随所にイノウエ兄弟の拘りと想いが詰まっている1着です。

シルエットはほどよいゆとりがあるサイズ感。

詰まり過ぎていないネック幅、身幅と気丈のバランスが良く、1枚で着ても様になります。

胸ポケットとスリット部分には補強用のヘリンボーン織の当て布が当てられています。

破れ防止の役割はもちろんのこと、程よいアクセントにもなってくれることでしょう。

そして1番の拘りは今回のPROJECT名にも記載がある生地。

南米のアマゾンで育った“ナチュラルピマコットン”を惜しみなく使用。

コットンを採取後、縫製は日本の東北地方で行うというなんともコミュニティと固い信頼関係を大事にするブランドらしい服作りだと感じます。

2019年、The Inoue Brothersは100%ナチュラルなピマコットンを使用した初のコレクションを発表。

100%ナチュラルとは、ペルーの土着の種から栽培され、化学肥料や農薬は一切使用されていない状態を意味します。 

Natural Pima cotton Projectは、美しい光沢、柔らかい手触り、強い耐久性を持つ生地を通して自然の力を伝えながら、自然と共生する方法でのコットン生産が可能だということを示しています。

従来のコットンにはなかった化学肥料や農薬、除草剤、枯葉剤を一切使用していない土壌で行われています。

デニムシャツやリネンシャツのインナーとしても活躍してくれることでしょう。

コットン素材の自然な風合いと着心地を楽しんで頂ける1着。

この夏のデイリーウェアに欠かせない1着になるのではないでしょうか。

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続いてはこちら。

POCKET Tシャツと同じく”ナチュラルピマコットン”を100%使用したワッフルTシャツ。

凹凸感があるサーマルと呼ばれる生地は、インナー向けで体のラインに沿ったシルエットが多いですが、イノウエ兄弟が手掛けるサーマルTは程よいゆとりで1枚での着用はもちろんのこと、インナーにもご使用頂けるサイズ感です。

袖口と裾はリブ仕様に。

キツく締められるといったような感覚は一切なく、身幅と着丈のバランスを絶妙に魅せてくれます。

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いかがでしたでしょうか。

ARCHで取り扱いのある代表的なTシャツというと、米綿を使用した弊社プライベートレーベルの白TやBONCOURAのHEAVY WEIGHT T SHIRTなどアメリカの匂いが強いアイテムが挙げられます。

上記の２つ良さはしっかりとあり、変わらずに提案させて頂きたい物であることには変わらないのですが、イノウエ兄弟が手掛けるTシャツは、アメリカのTシャツなどに使用されるいい意味での粗野感はなく、素材の良さを活かした非常に上品な佇まいです。

ぜひ店頭にて袖を通して頂きたいです。

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ARCH TOKYO 矢部

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