苦手だったUSミリタリー
私(柳田)はUSミリタリーアイテムを今まで着てきた経験がArchに入社するまでありませんでした。
ヨーロッパテイストのエレガントなスタイルが好きだった私にとってUSミリタリーアイテムというのは相反する無骨なものであるというイメージが色濃く、苦手意識を持っていました。
Archの店頭に並ぶN-3 JACKETを着てみるまでは…
恥ずかしながら最初は、知識不足ゆえにカッコ良さがイマイチ理解できないでいました。
しかし、オリジナルブランドの新作ということもあり、一度着てみる必要があるだろうという程度の考えから起こした行動がその日、USミリタリーアイテムに対して抱いていた自分の常識を覆すにとなったのです。
一度着た瞬間”しっくり”きました。
“シンプル”だからこそ、飾らない格好良さが着て初めてわかったのです。
それからN-3 JACKETの起源など知りたくなり、調べていきました。
U.S. NAVY N-3 JACKETは1940年代に水陸両用部隊や海軍建設工兵等の陸上で活動する部隊に支給されていたアイテムと言われており、
その特徴として挙げられるのは濃いめのオリーブグリーンカラーにヘリンボンツイル織り、月桂樹マークの金属製ブラックカラーのボタンであるということ。
そのディテールを忠実に再現したにも関わらず、MSG&SONSのN-3JACKET はもう一つ拘りを加えたのです。
それは、縫製をアメリカで行うという事。
アメリカならではの無骨さは縫製にこそ顕著に現れていきます。
ほつれたボタンホールや洗濯後のシワ、あたりの雰囲気が着ていく毎に格好良く変化していく。
経年劣化すらも味方にするこの1着は苦手だったUSミリタリーへの考え方を真っ向から否定してくれた最高のアイテムとなりました。
ジーンズにBDシャツにネクタイをしてN-3JACKETを羽織るのが私の大好きなスタイルです。
“シンプル”故に使い方は数知れず…
使い込んでいく程に格好良くなっていくN-3 JACKETを是非皆様に着用して頂きたいです!!
Arch STELLAR PLACE 柳田