YARMOのファクトリーがあるGREAT YARMOUTH(グレートヤーモス)は

1939年当時、軍港としてその一翼を担った歴史を持っています。

本日ご紹介するセーターもイギリス海軍にユニフォームを供給していた事に由来するアイテムで、

当時のディテールを存分に活かしたデザインになっています。

 

US NAVY（米国海軍）のセーターといえば”モックネック”ですが、

ROYAL NAVY（英国海軍）のセーターは”やや横広のクルーネック”であるのが特徴。

さらに着用した時のシルエットはスッキリ細身。

 

実は、このセーターは元々冬用のセーラーシャツの中に着る「インナー」であり、

セーラーシャツを合わせた時の首回りのバランスや、

インナーに着てもゴワつかないタイトな作りになっているのです。

 

リブ編みではないフラットな裾の仕様や、指穴、首回りの補強生地等、

その他のディテールもオリジナルに忠実な作りに。

 

しっかりと肉厚なブリティッシュウール100%で粗野感のある素材。

タイトな作りでありながらも、男らしさの感じるニットです。

 

さらに首裏のタグにはイギリスの官所有物である旨を示す「ブロードアロー」のマーク。

着用してしまえば見えない部分ではありますが、

こんなところにも愛おしさを感じるものです。

 

ARCHスタッフの中には、10年以上着用するほどの愛用品だと答える者も

いるくらい実用性の高いニットですので、是非お試し頂ければと思います。

 

ARCH STELLAR PLACE 伏見

 

【 BRAND / YARMO(ヤーモ)  】

イギリスのグレートヤーモスにて1898年創業。インダストリアルワークとマリンウエアーを中心に、ＹＡＲＭＯ（ヤーモ）ネームの名で国内販売されています。英国国防省を始め、オイルメーカーの“ＢＰ”“ＳＨＥＬＬ”医薬品の“ＰＦＩＺＥＲ”などのＯＥＭ生産も請負っています。昨今、欧米のワークメイカーが、第三国生産や日本国内でのライセンス生産に全て切り替わる中、ＹＡＲＭＯ（ヤーモ）製品の約８割は現在でも英国グレートヤーモスの自社工場で生産を続けています。英国国内で100年以上の歴史があるワークメイカーとしては大変貴重なファクトリーです。