AUBERGE / C.C.BAGS
1920年代、イギリス・オックスフォード大学の学生達の間で、穀物を入れる袋のような極太のパンツ、通称 “Oxford Bags” を履くカルチャーが流行。
不良ファッションのはしりとも言われる、このスタイルは強烈なインパクトがあります。
1940年代、第二次世界大戦の影響による物資不足のためにイギリスで出された倹約令のもとに行われた物資統制。
その厳しい基準をクリアした商品には “CC41(Controlled Commodity = 統制下の産物)” というマークが付けられており、ヴィンテージ市場でも高い人気を誇ります。
“CC41” 時代に生産されたイギリス製のヴィンテージワークパンツと “Oxford Bags” のイメージを掛け合わせて製作されたのが、今日ご紹介するAUBERGE(オーベルジュ)の “C.C.BAGS” です。
COLOR / KHAKI
SIZE / 38(S), 40(M), 42(L), 44(XL)
PRICE / ¥33,000+TAX
やはり最大の特徴となるのは “Oxford Bags” を彷彿とさせる極太シルエット。
裾幅もかなり太いので、一歩間違えると野暮ったくなりそうですが、絶妙なレングスと素材の良さから生まれるドレープ感によって、不思議と小ぎれいな印象さえ感じさせる仕上がりとなっています。
素材は手摘みのオーガニック茶綿を無染色で使用したウェポン生地。
洗い込むことで色が濃くなっていき、ヌメ革のようなエイジングが楽しめるのが特徴です。
内股にシック(補強布)が付けられた仕様は CC41 時代のワークパンツを踏襲したもの。
物資統制が行われていた時代でありながらも、仕立てにこだわるのはイギリスらしさでしょうか。
サイドの縫い目は通常ステッチが2本入るところが1本に省略されています(これもCC41のワークパンツを踏襲したもの)。
偶然の産物ですが、この仕様によって「側章」のような影が浮かび、アクセントになっているのも特徴的です。
Beret / Pamplona
Jacket / French Vintage
Cut&Sewn / Schiesser
Shoes / US NAVY
シルエットにとてもインパクトがあるので、着こなしはシンプルでも充分サマになります。
足元は、ワイドな裾幅に負けないよう、少しロングノーズのレザーシューズ(US NAVYのサービスシューズやALDENのモディファイドラスト)が相性良いと思います。
軽装になるこれからの時期は「主役」になってくれるパンツがあると凄く重宝しますよ。
ぜひ、店頭でご覧になってみて下さい。
ARCH 川上
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