KLASICA / BEAUFORT
古き良きワーク・ミリタリー・ドレスウェアーをデザイナー河村氏のフィルターを通じてリリースされるKLASICA(クラシカ)のコレクション。
そのコレクションのどれもが、河村氏によるのミックスやモディファイを加えられ生まれる洋服たちは唯一無二の存在感を持ち合わせています。
先日、Arch SAPPORO店長松本とKLASICAについて話しているときに、「KLASICAはヴィンテージというジャンルにモードスタイルを取り入れたブランド。ヴィンテージモードスタイルという独自の世界観を持ったスタイルは、やはりKLASICAにしか作れない。」、と。
今回ご紹介する”BEAUFORT”もKLASICAデザイナー河村氏のフィルターを通した、ニューデザインの5Pocket Pantsです。
KLASICAのフィルターを通して製作された、ニューデザインの5Pocket Pantsである”BEAUFORT”。
Archの提案するボトムスにおいて5Pocket Pantsはスタンダードそのもの。
KLASICAのフィルターを通じて表現された”BEAUFORT”は、Archとして仕入れないわけにはいきませんでした。
元々ワークパンツとしての出自を持つ5Pocket Pants。
コインポケット、腰元フロント部のVステッチ、バックのベルトループのセンターオフセットなど、ワークパンツとしてのディテールを備えながらも、ワークパンツではなく、スラックスのような上品さを兼ね備えたテーパードトラウザーズとしてリデザインしております。
ニューデザインの5Pocket Pants、だけれどもワークパンツとしての武骨さや野暮ったさを程よく拭い、モードらしさも兼ね備えたモダンなパンツに仕上がっています。
今回このBEAUFORTにチョイスされたのは、2つの生地。
まず一つ目はウール×リネンのシャンブレー組織で織り上げられた柔らかなタッチの生地です。
本来ドレスウェアーなどに使われることのある生地に製品洗いを加えることで、よりラフだが上品、という絶妙なバランスをもつ生地です。
製品洗いを加えることで生まれるランダムなシワ感もKLASICA特有の”枯れた表情”とあいまり、古着のトラウザーズのような雰囲気に。
そして2つ目にご紹介するのはギザコットンをシャンブレー組織で高密度に織り上げたKLASICAオリジナルのファブリック。
インディゴカラーの糸を高密度に織り上げることで生まれる光沢とドライな肌触り。
洗い込んでいくことで生まれるインディゴ特有の青の経年変化も楽しみな生地です。
どちらの生地もBEAUFORTをワークパンツではない何かに仕上げる、デザイナー河村氏の意匠を汲み取ることができる生地だと思います。
太めの渡りに裾元に向かって緩やかにテーパードがかる綺麗なシルエットもこのBEAUFORTの特徴です。
Archとして提案しているワークパンツ・ミリタリーパンツに見られるイージーな履き心地なので、日常的に履くパンツとして適している形です。
普段着られているようなカットソー・スウェット・ジャケットなどなど、お持ちのアイテムにスッと馴染むようなアイテムだと思います。
KLASICAのBEAUFORT。
KLASICAとしてのニューデザイン5Pocket Pantsとしてリリースされたこのアイテムですが、ArchとしてスタンダードなアイテムにKLSAICAのフィルターがかかった、ニュースタンダードなアイテムだと思います。
実はArchの松本が別生地で日頃から愛用している一本なのですが、
KLASICAのBEAUFORTにPadmore&Banes、ジャケットにはUS ARMYのJungle Fatigue Jacketというスタイルにふと”Archらしさ”を感じたのです。
新旧問わずボーダーレスにスタイル提案をする僕たちArchとして、モダンさやモードさを程よく取り入れたKLASICAのBEAUFORTは必然的になくてはならないパンツだったのです。
履いていただくと、皆さんのNEW STYLEが出来上がりますよ。
ぜひ新しい扉をこのパンツで開いてみてください。
Arch 小村
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KLASICA Archive Show
at Arch SAPPORO
2023 / 4 / 28 (fri) ~ 2023 / 4 / 30 (sun)